ジルコニア式酸素濃度計 LC-750H レンタル

○研究からプロセス制御までほとんどの濃度領域をカバーする幅広い用途
○高・中濃度用

ジルコニア式酸素濃度計 LC-750H【東レ】の概要

・検出素子として、独自に開発したイットリア安定化ジルコニアセンサを用いています。
このセンサは、均質・高純度・高密度なジルコニアセラミック・チューブに、特殊構造の白金電極加工が施されています。
このため、東レ・ジルコニア式酸素濃度計では、応答速度が早く、理論式通りの出力が得られるため、微量ガスによる食品パック等の残留酸素のチェック、金属・半導体等の処理雰囲気の管理・監視、燃焼管理、培養・発酵等、数多くの分野・用途で高い評価を得ています。
また、この優れた東レ・ジルコニアセンサは、電極間に電流を与えると、電流値に比例した酸素分子を移動させる特性を持っており、この特性を利用して商品化されたのが酸素濃度制御装置です。

ジルコニア式酸素濃度計 LC-750H【東レ】の特徴

• ・応答性に優れた高精度の指示（出力）が得られる。
• ・ジルコニアセンサは互換性に富んでいる。
• ・リフレッシュ回路の採用により、センサの汚れをクリーニングできる。
• ・機種が豊富で、目的に応じた選定ができる。。

ジルコニア式酸素濃度計 LC-750H【東レ】の測定原理

・両面に電極加工したジルコニアセラミックには、高温下に於いて、一方の電極部で酸素分子をイオン化し、他方の電極部で酸素イオンを酸素分子に戻す性質を持っています。
この性質をイオン電導といいますが、イオン電導の度合いはジルコニアセラミックの両側にあるガスの酸素濃度の差が大きい程、大きくなります。
この時、両電極間で電子の授受が行なわれ、イオン電導の度合い（＝ジルコニアセラミックの両側の酸素濃度の差）は、両電極間の起電力の大きさとして取り出すことができます。
今、下図でA側に酸素濃度一定のガス（普通は大気）を基準ガス（PR）として置き、B側に酸素濃度を測りたいガス（PM）を置くと、酸素濃度の高い側から低い側にイオン電導が起こります。

ジルコニア式酸素濃度計 LC-750H【東レ】の仕様

形状	卓上またはパネル取付け型
表示方式	デジタルまたはアナログ
測定レンジ	0 から 0.1/1/10/100％（デジタル） 0 から 0.5/5/10/25％（アナログ）
応答速度	5秒以内（90％応答）
繰返性	±0.5％F.S(1%レンジ以上) ±1％F.S(1％レンジ未満)
サンプリング方式	外部より圧入
サンプルガス量	100 から 300ml/分
比較ガス	大気
記録計出力	DC0 から 10V(or0 から 10mV) 4 から 20mA
警報出力	上下限警報
使用周囲温度	0 から 40℃
暖機時間	約20分
外形寸法	210W×154H×326D
重量	約6kg
パネルカット寸法	225W×135H
ガス接続口	PT1/4　メス
使用電源	AC100V±10V　50/60Hz
最大消費電力	200VA
標準付属品	ガラスヒューズ、マイクロドライバー
オプション	簡易サンプリング装置、流量計付属、コーダ出力の変更、レンジ変更