揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)

揮発性有機化合物(Volatile Organic Compounds)とは、常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称のことです。略称は、VOCs、VOCといいます。具体的にはトルエン、ベンゼン、フロン類、ジクロロメタンなどを指します。これらは溶剤、燃料として重要な物質なので、幅広く使用されています。しかし、これらの物質により、公害などの健康被害が引き起こされることもあります。特に近年では、ホルムアルデヒドによるシックハウス症候群や化学物質過敏症が、社会的な問題となっています。

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対象機種

化合物名称	沸点範囲(℃)	化合物の種類
高揮発性有機化合物 (超揮発性有機化合物)	氷点下(< 0) から 50-100	【プロパン】ポータブル可燃性ガスモニター GP-1000 ガス検知器コスモテクター XP-3160
揮発性有機化合物	50-100 から 240-260	【アセトン】ポータブル可燃性ガスモニター GP-1000 【エタノール】可燃性ガス検知器コスモテクターXP-3110（イソブタン）ポータブル可燃性ガスモニター GP-1000 【トルエン】ポータブル可燃性ガスモニター GP-1000 ガス検知器コスモテクター XP-3160 可燃性ガス検知器コスモテクターXP-3110（イソブタン） VOCリアルタイムモニタ XP-3120-V E SC 【ホルムアルデヒド】ホルムアルデヒド検知器 FP-31 ホルムアルデヒド検知器　ホルムテクター XP308B
準揮発性有機化合物 (半揮発性有機化合物)	240-260 から 380-400
粒子状有機化合物 (粒子状有機物)	380 以上

ガス名	揮発性有機化合物		分子式 (化学式)	-
概要	常温常圧で大気中に容易に揮発する有機化学物質の総称を示します。(略称は、VOCs、VOC)

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発等級	スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1	0.6mmを超えるもの
2	0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3	0.4mm以下のもの

発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度	発火温度
G1	450℃を超えるもの。
G2	300℃を超え450℃以下のもの。
G3	200℃を超え300℃以下のもの。
G4	135℃を超え200℃以下のもの。
G5	100℃を超え135℃以下のもの。
G6	85℃を超え100℃以下のもの。

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