ホルムアルデヒド(formaldehyde)とは、有機化合物の一種で、最も簡単なアルデヒドです。毒性は強く、酸化メチレン、メタナールなどの呼び名があります。ヒトの粘膜を刺激する物質で、シックハウス症候群の原因となる代表的な化学物質です。シックハウス症候群になると、目がチカチカする、涙が出る、鼻水が出る、のどの渇き・痛みやせきなどの症状があらわれます。主な発生源としては、壁、天井、押入、床フローリングなど、住まいで使われている「合板」などです。
ガス名 |
ホルムアルデヒド |
分子式 (化学式) |
CH2O |
状態 |
液体(水溶液) |
色 |
無色 |
臭気 |
微臭 |
燃焼 範囲 vol% |
- |
爆発等級 |
- |
発火度 |
- |
用途 |
- ・石炭酸系、尿素系、メラニン系合成樹脂原料。ビニロン、ウロトロピン、パラホルムアルデヒド、ヘキサメチレンテトラミン等の原料。
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危険 情報 |
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人体の 影響 |
- ・触れると皮膚や目を刺激し、頭痛、感覚障害、不正呼吸、せきなどが起こる。
濃度 |
作用 |
2から3 |
鼻、のどに軽い刺激。 |
4から5 |
不快感、催涙作用。 |
10から20 |
しきりとセキをする。 |
50から100 |
5から10分間の暴露で気管支炎および気道炎の障害が起こる。 |
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
1 |
0.6mmを超えるもの |
2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
発火度 |
発火温度 |
G1 |
450℃を超えるもの。 |
G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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