シクロペンタン(cyclopentane)

シクロペンタン(cyclopentane)とは、穏和な甘い臭気を有します。製造方法としては石油精製の石油エーテル留分に含まれるものを精製する方法や、シクロヘキサンをアルミナ触媒で高温高圧下、接触分解する方法などがあります。引火性が強く、呼気から吸収されると「めまい、頭痛、吐き気、意識喪失、脱力感」などの症状が現れます。そのため、消防法により第4類危険物第1石油類と定められています。

レンタル対象機種	ポータブル可燃性ガスモニター GP-1000

ガス名	シクロペンタン		分子式 (化学式)	C5H10
状態	低沸点液体
色	無色
臭気	甘い臭気
燃焼範囲 vol%	–	爆発等級	–	発火度	T2
用途	・ポリウレタン発泡剤、洗浄剤などに。
危険情報	・引火性が強い危険物である。
人体の影響	・吸入により、めまい、頭痛、吐き気、意識喪失、脱力感などを起こすことがあります。・摂取すると腹痛、下痢、めまい、吐き気、咽頭痛などを起こすことがあります。

爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値

爆発等級	スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値
1	0.6mmを超えるもの
2	0.4mmを超え、0.6mm以下のもの
3	0.4mm以下のもの

発火度の分類[国際整合防爆指針]
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。

発火度	発火温度
G1 [T1]	450℃を超えるもの。
G2 [T2]	300℃を超え450℃以下のもの。
G3 [T3]	200℃を超え300℃以下のもの。
G4 [T4]	135℃を超え200℃以下のもの。
G5 [T5]	100℃を超え135℃以下のもの。
[T6]	85℃を超え100℃以下のもの。