アセチレン(acetylene)
アセチレン(acetylene)とは、炭化水素の一種で無色・有毒の気体です。燃えやすい気体で、灯火用・工業用。また合成樹脂・合成繊維の原料になります。
ガス名 |
アセチレン |
分子式 (化学式) |
C2H2 |
状態 |
気体 |
色 |
無色 |
臭気 |
にんにく臭 |
燃焼 範囲 vol% |
1.5 から 100 |
爆発等級 |
3 |
発火度 |
G2 |
用途 |
- ・圧縮酸素と併用すると高温になるため金属の溶接や切断に用います。
- ・造船や車両、鉄鋼部門などで利用されます。
- ・鉄鋼の傷取りや皮はぎにも使用されます。
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危険 情報 |
- ・爆発範囲が広く、爆発危険が極めて大きい。
- ・銅・銀・水銀とアセチレンで爆発生物質をつくります。
- ・可燃性物質の燃焼を助ける性質をもつガス(支燃性ガス)がなくても爆発の危険性があります。
- ・市販品はアセトンを含ませた多孔性物質(ケイソウ土等)をボンベにいれて、これにアセチレンを加圧溶解しています。
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人体の 影響 |
- ・頭痛、吐き気、嘔吐、意識喪失など。
- ・高濃度になると麻酔性がある。
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爆発等級の分類
爆発等級は、爆発性ガスの標準容器による火災逸走を生ずるスキの最小値
爆発 等級 |
スキの奥行25mmにおいて火炎逸走を生ずるスキの最小値 |
1 |
0.6mmを超えるもの |
2 |
0.4mmを超え、0.6mm以下のもの |
3 |
0.4mm以下のもの |
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発火度の分類
発火度は、爆発性ガスの発火温度に従って、下表のように6等級に分類する。
発火度 |
発火温度 |
G1 |
450℃を超えるもの。 |
G2 |
300℃を超え450℃以下のもの。 |
G3 |
200℃を超え300℃以下のもの。 |
G4 |
135℃を超え200℃以下のもの。 |
G5 |
100℃を超え135℃以下のもの。 |
G6 |
85℃を超え100℃以下のもの。 |
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