ディジシュミット ND形 レンタル
ディジシュミット ND形は、コンクリートにハンマーを打撃し構造物に損傷を与えずに検査が可能な非破壊検査手法です。コンクリートのほか岩石の強度推定にも使われています。○非破壊でコンクリート強度を推定するならシュミットハンマー
1、測定準備
(1)表示装置のUNPUT Bと本体をケーブルで接続してください。
(接続ケーブルは両端どちらでも接続できます)
(2)本体・表示装置、ケーブルには赤丸の目印が付いています。
(3)目印に合わせて接続してください。
(4)本体背面のプッシュボタンに貼られているテープを剥がしてください。
2、測定方法
(1)本体は正しい持ち方で使用してください。
(2)金属部を両手で持ち、測定面に真っ直ぐ当てて使用してください。
(3)表示器のON/OFFキーを押して電源を入れてください。
(4)型式などを表示し、測定画面となります。
(5)打撃方向を選択します。
(6)MENUキーを押して設定画面を表示します。
(測定画面では、その他の設定も変更できますので必要に応じて変更してください)
(7)上下矢印キーで「ダゲキホウコウ」を選択し、STARTキーを押してください。
(8)矢印が表示されますので、打撃方向に合わせて左右矢印キーで選択してください。
(9)確定キーはありません。
(10)選択したらMENUキーで前の画面に戻ってください。
(11)データを保存する際の測定ナンバーを設定します。
(12)設定画面で上下矢印キーを使い「ソクテイNo.」を選択し、STARTキーを押してください。
(ナンバーは指定しなくても測定終了して保存した後、再度測定する際は次のナンバーに自動で変わります。アルファベットは次の測定でも引き継がれます)
(13)上下左右矢印キーで任意のアルファベットやナンバーは変更してください。
(14)画面左側にアルファベット10文字右側に数字4桁の入力が可能です。
(15)MENUキーで前の画面に戻ります。
(16)ENDキーを押すと測定画面に戻ります。
(17)先端のプランジャーを固いものに軽く押し当てると、本体背面のプッシュボタンのロックが外れ、プランジャーが伸び、測定できる状態となります。
(18)プランジャーをコンクリート面に直角に接触させ、打撃音がするまで静かに一番奥まで押し込んでください。
(直角に接触させないと正しい数値がでませんのでご注意ください)
(19)連続で打撃する際は、表示器でデータを保存処理するため、ゆっくりと行ってください。
(20)設定されている回数を打撃すると測定が終了し、結果が表示され保存されます。
(初期は20回に設定されています。変更する場合は、設定画面の「ヘイキンチ」で変更できます。
(21)測定の途中で終了する際はENDキーを押して終了することもできます。
(22)この際もデータは保存されます。
3、保存データ確認方法
(1)MENUキーを押して設定画面を表示してください。
(2)上下矢印キーで「データアウトプット」を選択し、STARTキーを押してください。
(3)データアウトプット画面が表示されます。
(4)上下矢印キーで「メモリーヒョウジ」を選択し、STARTキーを押してください。
(5)保存データが表示されます。
(6)上矢印キーを押す毎に前のデータを確認することができます。
(7)測定を終了する際はプランジャーを一番奥まで押し込んだ状態で、本体背面のプッシュボタンを押したまま、プランジャーを接触面から離すとロックがかかります。
(8)操作を終了する際は、表示装置のON/OFFキーを押して電源を切ってください。
ディジシュミット ND形のレンタル事例
- コンクリート、岩石の強度測定に。
ディジシュミット ND形【富士物産】の特徴
- 自動演算機能付
土木学会式・建築学会式等による換算機能付。 - 角度補正機能付
打撃方向 () の自動角度補正機能付。 - 材令補正機能付
材令補正係数を入力でき、補正が可能。 - 異常値設定機能付
各種異常値削除方法に対応。 - 現場名入力機能付
アルファベットで現場名が入力可能。
ディジシュミット ND形【富士物産】のデータ処理
付属の専用ソフトでデータをパソコンに転送すると右のような画面でデータ処理が行えます。 データーを一括転送でき、専用ソフトを使用することによりデータ処理を簡単に行えます。シュミットハンマー法(リバウンドハンマー法)
コンクリートハンマーを打撃し、そのハンマーが跳ね返った高さ(反発値:R値)により圧縮強度を推定する反発度法のひとつであり、構造物に損害を与えずに検査が可能な非破壊検査手法です。コンクリートのほか岩石の強度測定にも使われています。各学会で発表されている圧縮強度推定式は、全てシュミットコンクリートテストハンマーによる試験データに基づいて作られたものです。
ディジシュミット ND形【富士物産】の仕様>
衝撃エネルギー | 2.207Nm |
---|---|
測定範囲 | 圧縮強度10〜70N/mm2 |
読取精度 | ±1R |
再現性 | ±1R |
メモリー | 5,000点 |
インターフェイス | RS232C(USB転送ケーブル付) |
電源 | 単三乾電池6本(連続使用時間:最大60時間) |
環境温度 | 0℃〜50(結露なき事) |
ディジシュミット ND形【富士物産】の簡易取扱説明書
【ディジシュミット ND形の使用方法】ディジシュミット ND形のカタログ | |
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