デュアルタイプ膜厚計 LZ-370 レンタル
デュアルタイプ膜厚計 LZ-370は、磁性金属上および非磁性金属上の被膜厚の測定ができるデュアルタイプの膜厚計です。多様な素材、多様な被膜を扱う現場用として最適な膜厚計で、プリンタやコンピュータにデータを転送することができます。
デュアルタイプ膜厚計 LZ-370のレンタル事例
- 樹脂の上にコーティングされた塗装膜の測定
- 自動車メーカー・カーディラーで、車のメッキ・塗装厚の測定
- 自動車修理業等で事故車の判定、修理パテ厚のチェック、再塗装有無を判定
- 機器・船舶・橋梁・鉄鋼構造物・建造物・車両などの塗装膜の測定
- ステンレス製の内外装建材、機械、屋外タンクの内張などの塗装膜の測定
- アルミ製品・アルミ缶材料・アルミサッシなどのアルマイト測定等
- 樹脂、タールエポキシ、ゴム、ホーロー、シートなどの、ライニング厚の測定
- 亜鉛、銅、クローム、スズなどのメッキ厚の測定 ※電解ニッケルメッキを除く
- 耐指紋鋼板や潤滑性鋼板の有機被膜厚みの測定
- カラー鋼板のプライマーと裏面コートの樹脂塗布量の測定
- コンクリート下地の防水ライニング厚の計測
<デュアルタイプ膜厚計 LZ-370【 ケット化学研究所】の概要>
・磁性金属上および非磁性金属上の被膜厚の測定ができるデュアルタイプの膜厚計です。多様な素材、多様な被膜を扱う現場用として最適な膜厚計です。
<デュアルタイプ膜厚計 LZ-370【 ケット化学研究所】の特徴>
・小型・軽量のコンパクトボディ。
大きさは幅75mm、長さ145mm、厚さ31mm、質量340g。片手に入る大きさですから、測定現場でも手軽に使用できます。
・多機能を搭載。
通常の膜厚管理で必要とする機能を網羅し装備しています。
(1)アプリケーション選択 (2)素地補正 (3)データ削除 (4)データメモリ (5)上下限設定 (6)統計計算(測定回数・平均値・標準偏差・最大値・最小値) (7)表示選択 (8)日付・時刻 (9)自動 Off 時間 (10)バックライト明るさ (11)バックライト時間 (12)単位 (13)データ出力 (14)自動ロット区分 (15)測定方法 (16)メンテナンスモードなどの16機能を必要に応じ設定することが可能です。
<デュアルタイプ膜厚計 LZ-370【 ケット化学研究所】の仕様>
型番 |
LZ-370 |
測定方式 |
電磁誘導/渦電流式兼用 |
測定対象 |
磁性体上の非磁性被膜および非磁性金属上の絶縁被膜 |
測定範囲 |
電磁誘導式:0から2500μmまたは99.0mils
渦電流式:0から1200μmまたは47.0mils |
測定精度 |
50μm未満:±1μm、50μm以上1000μm未満:±2%、
1000μm以上:±3% |
分解能 |
100μm未満:0.1μm、100μm以上:1μm |
適合規格 |
JIS K 5600準拠 |
データメモリ数 |
約3000点 |
検量線メモリ |
アプリケーションメモリ:
電磁誘導式50本、渦電流式50本の検量線を記憶 |
プローブ |
一点接触定圧式(LEP-J、LHP-J) |
表示方法 |
デジタル(バックライト付LCD、表示最小桁0.1μm) |
外部出力 |
パソコン(USBまたはRS-232C)、
プリンタ(RS-232C)に出力可能 |
電源 |
電池1.5V(単3アルカリ)×4 |
消費電力 |
80mW(バックライト非点灯時) |
電池寿命 |
100時間(バックライト非点灯時、連続使用) |
動作環境温度 |
0から40℃ |
付加機能 |
各種機能16種 |
寸法・質量 |
75(W)×145(D)×31(H)mm、0.34Kg |
付属品 |
標準板セット、標準板ケース、鉄素地(FE-370)、
アルミ素地(NFE-370)、プローブアダプタ、
キャリングケース、電池1.5V(単3アルカリ)×4 |
オプション |
オプション標準板(付属品以外の厚さ)、
測定スタンドLW-990、プリンタVZ-330、
プリンタケーブル、パソコンケーブル、
RS-232C-USBケーブル、データ管理ソフト:「データロガーソフト LDL-02」 |
デュアルタイプ膜厚計 LZ-370【ケット科学研究所】の簡易取扱説明書
【デュアルタイプ膜厚計 LZ-370の校正方法】
1、校正準備
(1)測定対象の素地に合わせて校正してください。
(2)素地が鉄や鋼など磁性金属の場合は、付属の黒いプローブと鉄素地を用意してください。
(3)素地が銅やアルミニウムなど非磁性金属の場合は、付属の灰色のプローブとアルミ素地を用意してください。
(4)鉄素地と黒いプローブを例とします。付属の標準板から測定する膜厚の厚みに近いものを4枚選んでください。
(5)膜厚が不明な場合は50μm、100μm、500μm、1000μmに近い数値の標準板を例としてご説明致します。
(6)本体とプローブを接続します。
(7)プローブコネクタのリングを軽く押し付けながら回し、差し込み側と受け側の溝を合わせ、受け側のピンを曲げないよう慎重に接続してください。
2、校正方法
(1)設定を登録するアプリケーションナンバーを選択し登録します。
(2)Powerキーを押して電源を入れてください。
(3)カーソルキーの左右ボタンを押して画面の「設定」を選択し、Enterを押してください。
(4)各種設定画面に切り替わり「アプリケーション選択」にカーソルが合った状態となっている事を確認できましたらEnterキーを押してください。
(5)現在設定されているアプリケーションナンバーが表示されますので、Delキーを押して表示されているナンバーを消去してください。
(6)素地が磁性金属の場合は0から49、非磁性金属の場合は50から99の範囲で任意にテンキーを使って数値を入力してください。
(7)Enterキーを押すと登録され測定画面に戻ります。
(この後、校正の設定を記憶させますので同じ測定を行う場合は、登録したアプリケーションナンバーで測定することで再校正せずに計測できるようになります)
(8)素地補正と標準板調整を行います。
(9)測定画面でカーソルキーの左右ボタンを使い、「設定」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(10)カーソルキーの上下ボタンを使って「素地補正」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(11)プローブを空中に向け、Enterキーを押すと「ピッピッピッ」と7回音が鳴り自動的に測定されます。
(12)鳴り終わったらEnterキーを押します。
(13)素地をプローブで7回測定します。
(14)プローブを空中に向けEnterキーを押すと測定画面に戻ります。
(15)素地補正は完了です。
(16)測定画面でカーソルキーの左右を使い、「調整」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(17)標準板0の調整画面になりますので、何も乗せていない素地にプローブを垂直に押し当て5回測定してください。
(18)プローブを空中に向けEnterキーを押すと0.0μmと表示されますので再度Enterキーを押してください。
(19)標準板1の調整画面になります。
(20)50μmに近い数値の標準板を素地に乗せ5回測定してください。
(21)プローブを空中に向けEnterキーを押すと現在の設定数値が表示されます。
(22)Delキーを押して数値を消去し、テンキーで測定した標準板に記載されている数値を入力して
Enterキーを押してください。
(23)標準板2の調整画面になります。
(24)100μmに近い数値の標準板を素地に乗せ5回測定してください。
(25)プローブを空中に向けEnterキーを押すと現在の設定数値が表示されます。
(26)Delキーを押して数値を消去し、テンキーで測定した標準板に記載されている数値を入力して
Enterキーを押してください。
(27)標準板3の調整画面になります。
(28)500μmに近い数値の標準板を素地に乗せ5回測定してください。
(29)プローブを空中に向けEnterキーを押すと現在の設定数値が表示されます。
(30)Delキーを押して数値を消去し、テンキーで測定した標準板に記載されている数値を入力して
Enterキーを押してください。
(31)標準板4の調整画面になります。
(32)1000μmに近い数値の標準板を素地に乗せ5回測定してください。
(29)プローブを空中に向けEnterキーを押すと現在の設定数値が表示されます。
(30)Delキーを押して数値を消去し、テンキーで測定した標準板に記載されている数値を入力して
Enterキーを押すと測定画面に戻ります。
3、データメモリ方法
(1)測定画面でカーソルキーの左右ボタンを使い、「設定」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(2)カーソルキーの上下を使って「データメモリ」の項目にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(3)データメモリをするか/しないかの項目が表示されます。
(4)カーソルキーの上下を使って「データメモリする」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(5)測定画面に戻り、データメモリする設定になりました。
4、データ削除
(1)測定画面でカーソルキーの左右を使い、「設定」にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(2)カーソルキーの上下を使って「データ削除」の項目にカーソルを合わせEnterキーを押してください。
(3)データ削除画面になりますので、Delキーを押して表示されているナンバーを消します。
(4)削除したいナンバーをテンキーを使って入力し、Enterキーを押すと削除され測定画面に戻ります。
(5)メモリされているデータを一度に全て削除する場合は、データ削除画面でカーソルキーの左右を使い、画面の「全削除」にカーソルを合わせEnterキーを押すと削除され測定画面に戻ります。デュアルタイプ膜厚計 LZ-370のカタログ | |
デュアルタイプ膜厚計 LZ-370の取説 | |
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