汚泥計レンタル一覧 (比較表/特徴)
汚泥計は、下水、し尿、浄化槽、工業排水処理の汚泥濃度を測る測定器です。MLSS測定および、消化、沈殿槽内の汚泥界面測定や、濁度計などても応用できます。
汚泥計のレンタルなら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機材のお問い合わせ、機材の使用方法、価格、メーカーなど何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
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汚泥計の特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
汚泥濃度計 ML55 (セントラル科学 )
No.1
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汚泥濃度計 ML52 (セントラル科学 )
No.2
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汚泥濃度計 ML54 (セントラル科学 )
No.3
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汚泥計の測定に関するアドバイス
汚泥計(泥水比重計)とは
泥水比重計とは、建築素材に含まれる泥水の比重を計測する際に用いられる機器のことです。セメントミルクというセメントと水、混和剤を混ぜ合わせた建築素材を調べる際には、手軽に持ち運べるマッドバランスという泥水比重計が使用されます。マッドバランスで測定する手順としては、まずカップの部分にやや多めに試料を入れます。その後蓋を乗せて静かに回すと、蓋とのすき間や蓋の上に開けられた穴から余分な試料があふれて、カップの中が一定量になります。さらに蓋の穴を指で塞いでカップやアームについた余分な試料をさっぱり落とし、支点となるナイフエッジを支持台の上にそっと乗せて、スライダーを動かして水平にします。この時に正確に測定する方法として、ナイフエッジの上についている水平器を使用するとよいでしょう。このような手順で竿秤の原理により重量が導き出され、カップの中の試料の体積を常に一定にしてあることより、容易に比重を割り出せます。あらかじめアーム部分には比重が刻印されており、試料の比重はスライダーが水平を保った時の左側の数字になります。 この機器によりセメントの比重の違いを導き出す際に、比重の上限値と下限値を決めれば品質管理に役立ちます。セメントと水を混ぜるとセメント水和物と呼ばれる結晶が作られて、セメントの粒子同士のすき間を埋めることより硬化がスタートします。比重が重い場合はセメントが濃く、流動性が悪くなり作業効率の低下につながりますが、強度を得たい場合は重い比重の方がよいでしょう。逆に軽く、セメントが薄い場合は、流動性がよく作業効率がアップするものの、その代わりに強度が弱くなりがちになっていまいます。そのため、セメントミルクの比重ができるだけ一定になるように品質管理を行うことと、安定した施工が可能になるようにすることが肝要となります。比重を調整する際のポイントとして、薄い場合はセメントを加えればよいですが、濃い場合は混和剤を加えて薄めましょう。水を加えるというやり方ではありません。
セメントミルクの主な使用用途
セメントミルクはその流動性がよいことから、ダム建設の現場で基礎処理をする際、地面に注入されます。これは、基盤岩盤の補強をするためです。注入されたセメントミルクは岩盤内部のすき間に浸透後数時間で硬くなるので、基礎部分の頑丈度を増すことができます。また、ダム工事のほかにも地盤を頑丈にするために地盤改良として注入されます。同じセメント製品としてセメントミルクに砂や砂利と言った骨材と呼ばれるものを混ぜたモルタルやコンクリートがあり、こちらの方が物理的に強固ですが、すき間を埋める際に骨材が詰まるために、セメントミルクを用います。
地下に空隙部の存在が現地の調査により確認された場合、セメントミルクを圧入して地盤の沈下を防ぐ目的にも使われます。地盤沈下の補修工事はすでに完成しているセメントミルクを搬送するのではなく、容器内にセメントと水を入れ、ハンドミキサーでかき混ぜてその場で作成されます。これは民間依頼だと小規模な工事が多いためです。完成したセメントミルクはホッパーと呼ばれる機械により熱をくわえられ、注入管を通して地面に圧入されます。
いずれの工事でも公共工事の場合はセメントミルクの品質が決められていますので、定期的にサンプルを採取して比重が規定範囲内に収まっているか確認しなければなりません。
泥水比重計の入手方法
セメントミルクを使う工事、とりわけ公共の工事では、泥水比重計は大きな重要性を持つ機材になりますが、いざ購入するとなるとコストの問題が浮上してきます。シンプルな構造で容易にセメントミルクを測定可能な泥水比重計ですが、正確な数値を計るためには正確に作成する必要があるため、相応の価格を要します。ただし、泥水比重計自体は通信販売サイトでも取り扱われているため、入手難易度が高いというわけでもありません。工事期間が長期にわたるときには、正確にセメントミルクの比重を測るためにも準備しておいた方が無難でしょう。 そして、工事が比較的短期間で終わるというケースでは、泥水比重計をレンタルするという方法もあります。計測機器の販売サイトの中にはレンタルを取り扱っている会社もあり、一定期間だけ使うのであればこちらの方が安上がりになります。万が一工期が遅れてレンタル延長を希望する場合でも相談が可能なので心配はご無用です。さらに会社の営業方針変更により泥水比重計が不要になった場合には、中古販売業者で買い取りを行っています。新品の泥水比重計は高価で手が届かないが、レンタルで済ますには工期がかなり長いという土木会社のために中古の市場もある程度の需要があり、適正価格での買い取りを実施しています。
もし買い取りを希望する場合には、ケースや付属品だけならず、説明書や保証書、校正履歴と検査書を用意しておくとよいでしょう。特に校正履歴と検査書は泥水比重計が正確な数値を測定することの証明となりますので重要です。
汚泥計の使用方法
以下に、汚泥計の基本的な使い方を説明しますが、特定の機種やメーカーによって操作方法が異なる場合がありますので、具体的な装置の取扱説明書を確認することも重要です。汚泥計には、以下の2種類があります。
・浮力式汚泥計
・超音波式汚泥計
浮力式汚泥計は、汚泥の浮力を測定して濃度を算出します。
超音波式汚泥計は、汚泥の中を超音波を照射して、汚泥と水の境界面の位置を測定して濃度を算出します。
具体的な使い方は、以下のとおりです。
■浮力式汚泥計
・汚泥計の電源を入れる。
・汚泥計を汚泥中に沈める。
・汚泥計の液面計で汚泥面の位置を読み取る。
・汚泥の比重と汚泥面の位置から、汚泥の濃度を算出する。
■超音波式汚泥計
・汚泥計の電源を入れる。
・汚泥計を汚泥中に沈める。
・汚泥計のディスプレイに表示される汚泥界面の位置を読み取る。
・汚泥の濃度を表示される値から読み取る。
なお、汚泥計を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
・測定前に、汚泥計を清掃して汚泥の付着を除去する。
・測定は、晴天で風のない日の午前中に行うと、測定結果が安定する。
・測定結果は、複数回測定して平均値をとる。
汚泥計は、汚泥の濃度を正確に測定するために重要な計測機器です。正しい使い方をマスターして、汚泥処理の効率化に役立てましょう。
また、汚泥計の使用方法は、機種や用途によって異なるため、具体的な装置の取扱説明書を必ず確認し、メーカーの指示に従うことが重要です。