粗さ計レンタル一覧 (比較表/特徴)
粗さ計は表面のデコボコを数値化して測る測定器です。粗さ計には、触針を使用する「接触式」とレーザーなどを使用する「非接触式」があります。
粗さ計のレンタルなら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機材のお問い合わせ、機材の使用方法、価格、メーカーなど何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
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粗さ計の特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
モバイル型表面粗さ測定機 HANDYSURF+35 (東京精密 )
No.1
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表面粗さ測定器 サーフテストSJ-402 (ミツトヨ )
No.2
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小形表面粗さ測定機 SJ-310 (ミツトヨ )
No.3
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小形表面粗さ測定機 サーフテストSJ-412 (ミツトヨ )
No.4
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小形表面粗さ測定機 サーフテスト SJ-210 (ミツトヨ )
No.5
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表面粗さ測定機 サーフテスト SJ-301 (ミツトヨ )
No.6
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粗さ計の測定に関するアドバイス
粗さ計とは?
粗さ計は、部品の表面の平滑度を測定する機器です。表面の粗さは、部品の機能や性能、耐久性などに影響を与えるため、粗さ計は製造業や品質管理において重要な役割を果たしています。粗さ計には、接触式と非接触式の2種類があります。
接触式は、触針を部品の表面に接触させて、触針の上下方向の動きから表面の粗さを測定する方法です。触針の先端は、ダイヤモンドやサファイアなどの硬い素材で作られています。
非接触式は、レーザーや超音波などの光や音波を部品の表面に照射し、反射や回折などの現象から表面の粗さを測定する方法です。接触式に比べて、部品の表面を傷つけることなく測定できるというメリットがあります。
以下は、粗さ計の詳細についての情報です:
原理:
粗さ計は、表面の微細な凹凸を測定するためにさまざまな原理を使用します。一般的な粗さ計の原理には、機械的プローブ、圧電クリスタル、光学センサー、電磁振動子、コンフォーカル顕微鏡などがあります。これらの原理を使用して、表面の高さ変化を検出し、粗さパラメータを計算します。
測定パラメータ:
粗さ計はさまざまな表面特性を評価するために使用され、以下のような粗さパラメータを測定できます。
Ra(平均粗さ):表面の平均的な凹凸の高さを示す。
Rz(平均高さ):一連の高いピークと深い谷の平均高さを示す。
Rq(平均平方根粗さ):表面の平均的な高さの平方根を示す。
Rp(最大ピーク高さ):最も高いピークの高さを示す。
Rt(最大谷深さ):最も深い谷の深さを示す。
用途:
製造業:工業製品の品質管理や加工プロセスの最適化に使用されます。例えば、金属部品、プラスチック部品、ガラス、セラミックスなどの表面仕上げ品質の評価に役立ちます。
品質管理:品質管理部門で使用され、製品の表面仕上げが仕様に合致しているかどうかを確認します。
研究・開発:材料科学や表面工学の研究において、新しい材料やコーティングの評価に使用されます。
精度と正確性:
粗さ計の精度と正確性は、測定原理や機種によって異なります。高精度の測定が必要な場合、特定の粗さ計モデルを選択する前に精密なキャリブレーションと検証が必要です。
携帯性:
一部の粗さ計は携帯型であり、現場での測定に適しています。一方、他のモデルは実験室や製造設備で使用するために設計されています。
粗さ計は、表面の品質を確保し、生産プロセスを最適化するために業界全体で重要な役割を果たしています。適切に選択し、適切に使用されると、製品の信頼性と品質向上に貢献します。
表面の起伏を測定するために
生産物の製造の一連の流れにおいて、相当な部品が使われています。ひとつひとつの部品は正常に機能するように、仕様を満足されることが重要です。 仕様を十分に満たすことにより、満足のいく製品が実現されます。しかし、要求する仕様が満たされない場合は、決められた機能が保証されなくなり、故障や不具合の原因にもなります。結局、製品を構成する部品一つても仕様が満たされていない場合は、他の部品がすべて満足いく仕様になっていても信頼性はなくなります。そのため、必要となる仕様を満たしていることを確認するために使われるのが測定器です。
数多くの工作機械などを使って製造した部品も評価の対象となり、その一つとして表面の状態の仕様を満たすために使用する測定器が「粗さ計」になります。
一見、人間の目では部品の表面が平らに見えてみても、粗さ計で測定してみると表面に起伏物があることが分かります。特に精密機械など「精度の高い」要求が求められる場合には避けては通れない試験が必要になります。
もし、要求が満足できない場合は、突起物により、想定以上の摩擦が生じたり、隙間から流体が漏出したりと、大きな問題に発展する可能性が出てきます。 よって、仕様を満足させるためには粗さ計は必要な測定器になります。
粗さ計は接触式と非接触式に大別できる
部品の表面の状態を確認するのに使われる粗さ計は、「接触式」と「非接触式」の2種類に大別できます。接触式は、触針などを通して測定対象の表面を走査する方式です。表面に直接触れて測定するので分かりやい結果が求められますが、表面に接触して測定するためキズがついたり、触針よりも小さい突起物の状態は判断できないなどというデメリットがあります。
非接触式は、部品くの表面に接することなく表面の起伏物を測定する方式です。光干渉法や画像を合成する方法などがあり、結果が分かるまでの時間が短くなります。しかし、測定できる対象が限定されたり、振動を抑える工夫が必要になるなど注意が必要になります。
表面の突起物を測定するにはさまざまな知識が必要となります。このように、「接触式」と「非接触式」はそれぞれメリットとデメリットがあるため、仕様に応じた方式を採用して、正確な値を取得することが必要です。粗さ計によっては、ある部品の表面に対しては精度の良い測定ができても、違う部品の場合は正しい結果が得らないこともあります。そのため、測定したい仕様になった粗さ計を使用して十分に信頼性の高い測定を行いましょう。
部品の仕様に合った粗さ計を導入する
粗さ計の利用方法については、メーカーや製品ごとに異なります。実際に使う時はマニュアル(操作説明書)などよく理解してから使用しましょう。ほとんどの機種が使いやすいように工夫されており、パソコンに接続するためにインターフェースを備えた粗さ計もあり、簡単に測定できるようになっています。粗さの状態を画面に表示したり、結果をプリンターに出力する機能がある粗さ計もあります。目的にあった粗さ計を使いましょう。