地震後の調査に役立つ測定器 特集
地震後の調査について
地震後の調査は、地震の規模や震源、被害状況などを把握するために行われます。
この調査は、復旧や復興計画を策定するために重要な役割を果たしています。
地震後の調査は、大きく分けて以下の3つの段階に分けられます。
1.初動調査
地震発生直後から数日以内に実施される調査です。被害状況の全体像を把握するために、広範囲にわたって調査が行われます。この調査では、地震計や歪計などの測定器を用いて、地震の規模や震源などの情報を収集します。また、航空機やドローンなどの空撮機を用いて、建物や道路などの被害状況を把握します。
2.詳細調査
初動調査で把握された被害状況をより詳細に調査します。この調査では、地震計や歪計などの測定器を用いて、地震の揺れの強さや地盤の動きなどを測定します。また、専門家による目視調査や、レーザー距離計や三脚カメラなどの機器を用いた調査が行われます。
3.総合調査
初動調査と詳細調査の結果を総合的に検討して、被害状況を総合的に評価する調査です。この調査では、地震の規模や震源、被害状況などの情報をもとに、復旧や復興計画を策定するための基礎資料を作成します。
地震後の調査は、危険な場所を早期に特定し、被災者の救助や救援活動を円滑に進めるためにも重要です。また、地震の被害を最小限に抑えるための対策を講じるためにも、地震後の調査の結果を活用することが重要です。
地震後の調査に役立つ測定器は、大きく分けて以下の2つに分類されます。
・地震の規模や震源などの地震の基本情報を測定する測定器
・建物や道路などの被害状況を測定する測定器
地震の基本情報を測定する測定器には、以下のようなものがあります。
地震計:
地震の揺れを測定する装置。
地震の規模や震源の位置、震源の深さなどを推定するために使用されます。
歪計:
地震による地盤の歪みを測定する装置。
地震による地盤の動きや、地震による地盤のひずみや破壊などの状況を把握するために使用されます。
傾斜計:
地震による地盤の傾きを測定する装置。
地震による地盤の動きや、地震による地盤の隆起や沈下などの状況を把握するために使用されます。
建物や道路などの被害状況を測定する測定器には、以下のようなものがあります。
レーザー距離計:
建物や道路の損傷箇所の距離を測定する装置。
建物の倒壊や道路の陥没などの被害状況を把握するために使用されます。
三脚カメラ:
建物や道路の損傷箇所を撮影する装置。
建物の倒壊や道路の陥没などの被害状況を記録するために使用されます。
ドローン:
建物や道路の損傷箇所を空撮する装置。
建物の倒壊や道路の陥没などの被害状況を広範囲に調査するために使用されます。
漏水探知器:
漏水している音を検知し、漏水(水漏れ)箇所を特定する探知機。
被災後の配管の被害状況を調査するために使用されます。
これらの測定器は、地震後の調査において、被害状況を把握し、復旧や復興計画を策定するために重要な役割を果たしています。
- 地震後の調査に役立つ測定器
(傾斜計、レーザー距離計、漏水探知器etc)