放射線測定器レンタル一覧 (比較表/特徴)
放射線測定器は、放射線を計測する計測器です。サーベイメータとも言われています。γ線の測定など様々な専門的な測定に利用いただいています。
放射線測定器なら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機種のお問い合わせ、機材の使い方、メーカー、価格、専門的ことなど何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
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放射線測定器の特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
γ線用シンチレーションサーベイメータ TCS-1172 (日立アロカメディカル )
No.1
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電離箱式サーベイメータ ICS-1323 (アロカ )
No.2
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通信機能付環境放射線モニタ PA-1100 (堀場製作所 )
No.3
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電離箱式サーベイメータ ICS-321 (日立アロカメディカル )
No.4
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シンチレーション式サーベイメーター TCS-172B (日立アロカメディカル )
No.5
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放射線測定器の測定に関するアドバイス
豊富にある放射線測定器の種類
近年、人々の放射線に関する関心が高まりつつあります。放射線は目に見えず、手で触れられないものです。ただし、単に見られず触れられないというだけで、存在していることは確かです。放射線自体は元来自然界にあるもので、私たちも日常生活においてごく少ない量の放射線を浴びながら生活しています。しかし、度を超える数値の放射線が空気中に放たれたのであれば、たちまち悪影響が体に及んでしまいます。放射線の重さは空気以下なので、風によって運ばれ、広範囲に飛ばされてゆきます。だからこそ、放射線が今、どこに、どれだけ存在しているのかを放射線測定器を使用し知ることが大切になります。放射線測定機の種類は多種多様で、測定目的により測定器自体も、使い方も変わります。測定目的を大きく分けて三つあります。一つは体内に入り込むほど強力なガンマ線、中性子と言われる放射線量を調べること、二つ目は体内にある放射線物質の量を調べること、三つめは放射線物質からどのくらいの放射線が放出されているのかを調べることです。
放射線量を調べる方法については、二つの方法が存在します。そのうちの一つは、持ち運びができる放射線測定器サーベイメータで、辺りの線量を測定する方法です。中古販売の放射線測定器の大半はサーベイメータで、種類によっては有名メーカーより白物家電で販売されている機材もあります。もう一つは、人が個人線量計を身に着け測る方法です。身近なものでは、病院のレントゲンや放射線治療担当の医師や看護師が身に着けています。男性と女性でつける部分は異なっており、男性は胸部につけ、女性は妊娠などを考慮し、腹部につけます。
サーベイメータの種類および使い方
サーベイメータにはGM計数管式と電離箱型、Nal(Tl)シンチレーション式といった三種類があります。GM計数管式は、放射性物質が出しているベータ線などを感知することにより、体の表面にどれだけの放射線物質が存在しているのかを調べることが可能です。使用方法としては、まず電源が切れている状態でGMプローブという測定箇所に充てるところをラップフィルムでくるみます。GMプローブに放射性物質が付着すると、常に高い値が算出されて正しく数値を計ることができないので、必ず最初の作業は行う必要があります。そして、GMプローブを対象から1cmほど離した状態でゆっくりと周辺へずらし、計数率が最大になる場所を探していきます。その場所が見つかったのであれば、30秒くらいGMプローブを動かさずに計測値を読み取ればよいだけです。メーターの針が振り切れたり小さすぎたりするのであれば、レンジを微調整した上で振れ幅の中心の値を読み取りましょう。
電離箱型とNal(Tl)シンチレーション式は、空間に存在するガンマ線を測れます。電離箱型は現在デジタル化が進んでいて、電源を入れただけで使用できるものや、製品によっては一部部品を外すことでベータ線、X線も測定できるものも出てきています。Nal(Tl)シンチレーション式は、地面から一メートルの高さに設置し測ります。そのあとに時定数を設定しますが、計数率が小さい時は10もしくは30秒に設定することで読み取りが容易になります。時定数がいかなる値であっても、設定した値の3倍の時間経過後に平均値を読み取ることが必要です。
電離箱型は、緻密に線量評価が可能ですが、低感度です。一方のNal(Tl)シンチレーション式は正確な線量評価だけならず、感度も高いです。ただ、高線量の時には測定は不可能なので注意する必要があります。
食品を測定する場合・放射線測定器の購入と使用の際の注意点
水や食品などの、私たちが飲んだり食べたりする者の汚染状況を確認するには、ゲルマニウム半導体検出器、Nal(Tl)シンチレーション式を取り入れたガンマ線スペクトロメータなどの放射線測定器を使用します。ゲルマニウム半導体検出器ならば、放射線物質の種類ごとに量を精度良く測定が可能ですが、ガンマ線を放出しないセシウムなどは調べることは不可能です。放射線測定器をレンタルする際には、種類が豊富なので、最初に自分がどのような状況にあり、測定対象は何であるかを明確にすることが大切です。そうすればおのずとどの放射線測定器を使用すべきか分かるはずです。そのうえで、予算などから2、3個機種を絞り込むと、自分の状況や要望にあった放射線測定器のレンタルが可能です。
また、目的に合っているかに加え、使用方法が正しいかどうかも測定結果に大きな影響を与える要素です。測定の際には、読み取り時間や測定器の向き、測定範囲などの些細なことでも結果が変わってしまう恐れがあるので、事前に取扱説明書を読み測定することが大切です。
放射線測定器の主な用途
■核エネルギー産業: 放射線測定器は、原子力発電所や核燃料処理施設で使用され、放射線漏洩の早期検出およびモニタリングに役立ちます。また、放射線作業員の被曝線量の監視にも使用されます。
■放射線治療: 放射線治療はがん治療の一部であり、放射線測定器は治療線量を正確に測定し、患者の安全性を確保するために使用されます。放射線療法施設での被曝線量のモニタリングに不可欠です。
■放射線診断: 医療分野では、X線、CTスキャン、放射線線量測定などで放射線測定器が使用されます。これにより、診断画像の品質向上と患者の被曝量の最小化が実現されます。
■核物質検出: 放射線測定器は、爆発物や非合法の核物質を検出するために使用されます。これらの装置は国際空港、国境検問所、貨物船、港湾施設などで使用され、核拡散の防止に寄与します。
■放射線環境モニタリング: 放射線測定器は、環境中の放射線レベルをモニタリングし、自然起源の放射線、原子力事故の影響、核実験の影響などを追跡します。これにより、環境の安全性が確保されます。
■放射線研究: 放射線測定器は、物理学、地質学、天文学などの研究分野で放射線の性質を調査するために使用されます。宇宙線、宇宙物理学、放射性同位体の測定などに利用されます。
■建築業: 放射線測定器は、建物や土地の放射線量を評価するために使用され、放射線に関連する建築基準や安全規制に準拠するのに役立ちます。
■核医学: 核医学の診断法では、放射線を用いて体内の生理学的プロセスを観察します。放射線測定器は、これらのイメージングプロセスをサポートします。
これらの用途のいくつかでは、特定の種類の放射線測定器が必要であり、放射線の種類やエネルギー範囲に適した装置が選択されます。放射線測定器は、安全性と環境保護に貢献し、放射線に関連するリスクを最小限に抑えるために不可欠なツールです。