ホモジナイザーレンタル一覧 (比較表/特徴)
ホモジナイザーは、不溶性物質(液滴や軟質固体)に含まれる粒子を均一にするための測定器です。乳化、分散を目的とした機材として利用されています。超音波ホモジナイザーは、発振器・コンバーター・ホーンで構成され、ホーンを通して溶液中に微小な気泡 (キャビテーション) を発生させ、溶液中の物質に激しい衝撃を与えるホモジナイザーで、周波数オートチューニング可能となっています。
ホモジナイザーなら、多種多様にレンタル機材が揃う株式会社メジャーへ。全国対応および当日発送可能、最短では翌日から手軽に機材をご利用できます。機種のお問い合わせ、機材の使い方、種類、価格など何でもご相談ください。また、お客様の機器のメンテナンス点検・校正サービスも行っております。
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ホモジナイザーの特徴
(詳細な情報は「機材の詳しい情報」ボタンを押下してご覧ください。)
超音波ホモジナイザー UD-200 (トミー精工 )
No.1
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汎用攪拌機 NZ-1300 (東京理化器械 )
No.2
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ホモジナイザ エクスナイザー400 (ORGANO )
No.3
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ポリトロンホモジナイザー T-50 (IKA )
No.4
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ホモミキサー HM-310 (アズワン )
No.5
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超音波ホモジナイザー BRANSON 250-Advanced (日本エマソン )
No.6
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ホモミクサー MARK II 2.5型 (プライミクス/特殊機化工業 )
No.7
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ホモジナイザーの測定に関するアドバイス
混ざり合いにくいものを混ぜ合わせるホモジナイザー
液体の中には、一見溶け込み混ざり合っているようでも、複数の物質がきれいに混ざらず浮遊していることがあります。物質には特性があり、水に溶け込まないものもあります。これはコロイド分散体と呼ばれています。この物質は永続的に水に溶けず、水より重いものは底に沈み、軽いものは水の表面に浮かび分離します。また、沈殿も起こります。これらを均一にして偏在させず、濃度を一定にできる機材がホモジナイザーです。粒子を微小なものに作り替えながらも決められた形にできる装置で、水に溶けずに漂っていても液体の中に溶け込ませ、分離するのを防止します。粒子をできるだけ細かい状態に砕きかき混ぜることにより、液体が乳化し安定することになります。小さくして分離を防止することにより結果として水に溶け込んで、沈殿することを防げるのが大きなメリットで、本来混ざらないものも溶け込ませることができます。乳化させることは様々な用途に有効で、食品や工業製品など幅広く用いられてきました。特に代表的なのが化粧品で、乳液化した製品を製造するためにこの装置が使われています。水と油は分離しやすいですが、油分を粉砕しコロイド溶液を作るためにホモジナイザーが使用されています。 原理はいたってシンプルで、かくはんしながら粒子を砕き、粒子の大きさをみな等しくします。そうして混ざりやすくなったものをさらに機械を用いて水分と混合させるというものです。かくはん方法にはいくつかの手法が存在しますが、基本原理はどれも差異はありません。そして、まさにこの違いがホモジナイザーの使い方につながるのです。
いろいろと作られた破砕方法による違い
ホモジナイザーには様々な種類があります。高圧式は圧力を液体にかけ、非常に細かくなるまでに破砕します。液体に圧力をかけた状態にて低速でバルブ内に流し込むと、狭い空間内に押し込まれて圧縮されます。圧縮した状態で広い空間に飛び出すと、今度は加速して、先にあるインパクトリングと呼ばれる部品に衝突させ粒子を粉々に砕けさせるのがこの方法の仕組みです。2度破砕させることが特徴で、高圧式の工程でできるバブルは形状を均等化することより、均質バルブと呼ばれています。超音波式は、破砕する際に超音波振動を使っています。液体を振動させて大量に真空の泡を作り上げるところより工程がスタートします。この泡が破裂する時に衝撃を生み出しますが、その衝撃が粒子を粉砕させる方法です。このことをキャビテーションと呼びます。液体が多量にある場合は向かない方式でしたが、近年では機材の改良が進み、大量の液体の処理もできるようになりました。
超高速ホモジナイザーは、原理として分かりやすい物理的なやり方を用いて粒子を粉砕させます。回転する刃によって粉々にしていく構造で、別名ポリトロンホモジナイザーとも呼ばれます。刃は外刃と内刃の二つあり、そのうちの内刃を高速回転させて、外側の刃に付いている穴から高圧の液体を噴射して、対流も引き起こします。内部の刃にも砕かれますが、細分化した粒子はさらに外刃と内刃の間に入って砕かれて同じ程の大きさになるのが特徴です。この時に、高周波も発生して作用するため、かなり効果的な方法です。
粒子の砕き方にはそれぞれ違いがありますが、各々特徴があります。多く使用されているのは高圧式ですが、どの方法も使用する目的により向き不向きがあるので、使い方などに合わせて選択するのが望ましいでしょう。
乳化した状態を長期安定化させる
ホモジナイザーは用途別にも分類できますが、明確に何かに使うといったほどの区分はされていません。ただ、特徴を考慮したうえで、目的に応じた使い方を考える必要があります。蒸気の力を使っているアセプティック方式は、雑菌の侵入を防ぐことができます。無菌状態を保持できるため、人が口にする食品や医薬品に適しています。限られた液体量で破砕する場合は、ラボスケール方式が適しています。大量の水量で粉砕することはできませんが、少しの量での破砕ができるので、研究室などで頻繁に使われています。
ホモジナイザーは、食品・飲料水の分野でも活用されています。混ざりづらいものは色々ありますが、よく使われるのがドレッシングに使用される油と水です。また、マヨネーズも混じりあわない酢と油を使っています。卵黄がこの2つの物質を乳化する手助けをしていますが、通常であれば時間がたてば分離してしまいます。しかし、ホモジナイザーを使うと長期間分離せず安定したマヨネーズを完成させることが可能になります。飲料の分野においては、ココアはカカオ成分が沈殿しやすく不安定です。ホモジナイザーで粉砕してから徹底的にかくはんされているので、均質な濃さに保てています。
均一に混合したい液体がこの世の中には多数存在するので、多くの分野で利用が進められています。乳化させて安定させるためには、ホモジナイザーは欠かせない機材です。液体同士で混ぜ合わせるだけでなく、固体粒子も破砕可能で、粘り気が高いものにも対応できるタイプもあります。多くの物質に対応できることから、さまざまなものを混ぜ合わせた液体を作成する場合に必須の機材です。
レンタルのまでの流れ
ホモジナイザーに関するお問合せ
ホモジナイザーとは?
ホモジナイザー(Homogenizer)は、試料を均一に混合したり、分散させたりするための機器です。■ホモジナイザーには、以下の2つの種類があります。
□機械式ホモジナイザー:プローブやブレードなどの機械的な力で、試料を混合したり分散させたりするもの。機械式ホモジナイザーは、最も一般的なホモジナイザーです。
□機械式ホモジナイザーの原理
機械式ホモジナイザーは、プローブやブレードなどの機械的な力で、試料を混合したり分散させたりするもの。プローブやブレードは、試料を高速で攪拌したり、衝撃を与えたりして、試料を均一に混ぜ合わせます。
□機械式ホモジナイザーの流れ
機械式ホモジナイザーの流れは、以下のとおりです。
・プローブやブレードを試料に挿入する。
・プローブやブレードを高速で回転させる。
・プローブやブレードの回転によって、試料を混合したり分散させたりする。
□超音波ホモジナイザー:超音波の力で、試料を混合したり分散させたりするもの。超音波ホモジナイザーは、機械式ホモジナイザーに比べて、より微細な分散が可能ですが、コストが高いというデメリットがあります。
□超音波ホモジナイザーの原理
超音波ホモジナイザーは、超音波の力で、試料を混合したり分散させたりするもの。超音波は、液体中に振動を起こし、その振動によって試料を微細に分散させます。
□超音波ホモジナイザーの流れ
超音波ホモジナイザーの流れは、以下のとおりです。
・試料に超音波を照射する。
・超音波によって、試料を微細に分散させる。
■ホモジナイザーは、以下の用途に使用されています。
・化学分析:試料を混合したり、化学反応を促進したりするために使用される。
・生物学:細胞培養や薬品混合などに使用される。
・食品加工:食品の均一化や分散に使用される。
ホモジナイザーは、さまざまな用途で使用されている重要な機器です。ホモジナイザーを適切に選び、正しく使用することで、試料の品質や性能を向上させることができます。
ホモジナイザーの一般的な用途
■食品加工: 食品産業では、ホモジナイザーがさまざまな製品の調製に使用されます。例えば、牛乳、アイスクリーム、ヨーグルト、ソース、調味料、サラダドレッシングなどの食品製品を均一な質感やテクスチャにするために利用されます。■薬品および製薬業: 薬品製造および製薬業界では、医薬品や薬剤の製造プロセスでホモジナイザーが重要な役割を果たします。薬品の溶液や混合物の均一性を確保し、製品の品質を向上させます。
■生化学およびバイオテクノロジー: 生化学およびバイオテクノロジーの研究や製造において、細胞の破砕、DNAやタンパク質の抽出、微生物の培養などにホモジナイザーが使用されます。これにより、細胞や生体分子の均一な処理が可能になります。
■化学プロセス: 化学工業において、反応物の混合や均一化、粉砕が必要な場合にホモジナイザーが活用されます。さまざまな反応プロセスや合成法で使用されます。
■環境監視: 環境監視のためのサンプル調製にもホモジナイザーが使用されます。水質の分析や試料の均一化が必要な場合に利用されます。
■燃料製造: 燃料や燃料添加剤の製造プロセスにおいて、成分の均一な混合や分散が求められるため、ホモジナイザーが使用されます。
■研究実験: 研究実験室では、さまざまな実験で試料の均一化が必要な場合があります。細胞生物学や生化学の実験においてホモジナイザーが活用されます。
ホモジナイザーは、混合物の均一性と品質を向上させ、プロセスの効率性を高めるのに役立つ重要な装置です。さまざまな業界と研究分野で使用され、製品開発や研究の進歩に貢献しています。