流量測定 / 流量計測 Q&A レンタル

◆流量測定 / 流量計測 Q&A

・お客様よりいただいた「流量計」のご質問の多いものや、お客様にぜひ知っていただきたい情報をQ&Aとして随時掲載しております。

◆満水での計測

	配管内が満水ではないのですが、計測することはできますか？
	基本は満水でないと計測できません。計測条件にもよりますので、詳しいことは営業担当にお伺いください。

◆水以外の計測方法

	対象の流体が水以外でも計測できますか？
	水以外でも計測は可能です。ただ、液体によって計測できるものと、できないのがございますので、対象の流体を担当営業にお知らせください。

◆不純物が混ざっている計測

	流体に、不純物（気泡）が混ざっている状態で計測はできますか？
	超音波流量計では、計測はできません。ドップラー式流量計でご利用ください。

◆直管長。

	直管長はどれくらい必要ですか？
	一般的に、上流側に１０D、下流側に５Dが最低必要と言われてます。＊D＝配管径

◆「受信信号なし」のエラーメッセージが表示される。

　センサの取付けスペースが狭いため、小口径センサ（ＦＬＤ２２）を分解してＺ法で取付けたが「受信信号なし」のエラーメッセージが出て測定出来ない。どうすればよいでしょうか？

　「受信信号なし」のエラーメッセージは上流側センサと下流側センサ間で超音波信号が受信出来ない場合に発生します。Ｚ法でセンサを取付ける場合は(1)対向位置合わせと (2)取付け寸法の２つの条件を満足させる必要があります。取付け作業をやり易くするためゲージペーパーを作成し使用することを推奨します。

◆インジケータの数が不安定です。

　センサ面に塗布するシリコングリースを薄く延ばしセンサを取付けました。測定画面に表示されるインジケータの数が１個〜３個と不安定です。なぜですか？

　グリースを塗布する目的はセンサ面と配管の密着を良くし、超音波信号が良く伝達するようにするためです。薄く延ばすとこの目的が達成せず超音波信号の伝達が不安定になるためインジケータの表示も不安定になります。グリースはタップリ塗布して下さい。
超音波の発・受信部分（楕円の白い部分）にタップリと塗布する。（ＦＬＤ１２．ＦＬＤ２２）

◆「Ｖ法」と「Ｚ法」の違いは

　センサの取付け方法で「Ｖ法」と「Ｚ法」がありますが、なにがどう違うのですか？

　「Ｖ法(反射法）」と「Ｚ法（透過法）」の取付け方は次のとおりです。

Ｚ法は次のような場合に選択します。 (1)取付けスペースがないとき（取付け寸法はＶ法の約１／２です）。 (2)流入下水のような、濁度の高い流体を測定する場合。 (3)配管にモルタルライニングが施してある時。 (4)配管が古く、配管の内面にスケールが厚く付着していると思われる場合。尚、「Ｖ法」での測定は流体の流れの中心軸が管軸に対して平行でなく、偏った流れの場合に、その影響による誤差を軽減出来る特長があります。但し、その適用口径には限界があり、配管材質によっても異なりますが一般的には１測線（１組のセンサで測定する方式）での測定は口径が２０００ｍｍ以下の場合に適用しております。

◆「受信信号変動」のエラー

　口径３２Ａの鋼管で５０℃の温水流量を測定しています。時々「受信信号変動」のエラーが発生するのですがなぜでしょうか？尚、センサは水平配管の真上に取付けており、前方約３０ｃｍの位置にコントロールバルブが設置されています。

　「受信信号変動」のエラーは流体中に多量の気泡や異物が混入した場合に発生します。流体に気泡や異物が混入しないようにするか、それらの影響を受けない場所にセンサを移動して下さい。水平配管の真上にセンサを取付けますと気泡の影響を大きく受けますので、センサは真横から±４５度の範囲内に取付けて下さい。又、センサの前方にポンプやコントロールバルブがある場合は流量を正確に測定するために、配管の内径（Ｄ）の３０倍以上の直管部が必要です。この場合の直管部は約３２ｍｍ×３０＝９６０ｍｍ以上が必要です。

◆「ゲージペーパ」とは

　大形センサを取付ける時「ゲージペーパ」を用意する、とありますが「ゲージペーパ」とはどんな物ですか？また、それは市販されておりますか？

　「ゲージペーパ」とは配管の円周上に巻きつけてセンサ取付けを容易にするための紙のことです。センサ取付け後は不要になりますので上質の紙である必要はありませんが、耐水性のある方がよいでしょう。配管の表面が乾いているか濡れているかで紙質を選択して下さい。紙の長さ、幅はセンサを取付ける配管の口径で異なりますので注意して下さい。「ゲージペーパ」は「Ｖ法」「Ｚ法」のいずれの取付け時にも使用した方が便利です。

(1)長さ４Ｄ以上、幅２００ｍｍ（できればＤ）以上の長辺が平行な紙（又はビニルシートなど）を用意します。

(2)一方の端から約１００ｍｍのところに、長辺と直交する線を書きます。

◆インチとｍｍの関係

　配管の口径をインチで言われたのですが、インチとｍｍの関係はどうなっているのですか？

　正式にはｍｍで表現しますが、業界の慣用語としてインチ表現が使われており、その関係は次のとおりです。

口径(mm)	インチ
15	1/2(0.5)
25	1
40	1.5
50	2
80	3
100	4
150	6
200	8
250	10
300	12

○流量計のレンタル機材には、
・「超音波ドップラ流量計 SX30」・「超音波流量計ポータフローC」・「ポータブル超音波流量計 UFP-20」・「超音波流量計ポータフローX」・「電磁流量計フローメーターマグキューブ MCB10A25」・「電磁流量計フローメーターマグキューブ MCB10A50」をご用意しております。
「こんなものは測れるの」「どうやって測定するの」などご不明な点がございましたらお気軽にお電話ください。

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