COD測定器 COD60Aの簡易取扱説明書 レンタル
<<COD測定器 COD60A>>
○レンタルをされる前の参考資料として、またレンタル時の運用資料としてご利用ください。<操作パネル(前面)>
①機能選択ボタン | ⑨数値、文字決定ボタン |
②カーソル上下移動ボタン | ⑩数字、文字削除ボタン |
③表示切替ボタン | ⑪−(マイナス)入力ボタン |
④プリンタ紙送りボタン | ⑫小数点入力ボタン |
⑤印字ボタン | ⑬数字入力ボタン |
⑥ブランク校正モードとCOD測定モード | ⑭設定中に初期画面へ戻すボタン |
⑦測定レンジ切替ボタン | ⑮一つ前の画面へ戻すボタン |
⑧滴定開始及び強制終了ボタン |
<操作パネル(前面)>
①測定ユニット接続コネクタ | ⑥コントラストボリュウム |
②測定電極1接続コネクタ | ⑦アース端子 |
③測定電極2接続コネクタ | ⑧電源コネクタ |
④測定ユニット用電源 | ⑨ニューズ(3Aヒューズ) |
⑤外部プリンタコネクタ | ⑩電源スイッチ |
<1.電極の準備>
※測定ユニットの組み立て及びケーブルの接続は、取扱説明書6-2、6-4、6-5を参照下さい。- 測定電極1、2を箱より取り出し、測定電極1についている、保護キャップと補充口シールを外してください。
※電極を長時間(5日以上)使用しない場合は電極補充液を保護キャップにいれ測定電極1の先端に差込み、補充口より電極補充液を入れ、漏れないようにテープで口をふさいで下さい。
電極内部及び先端が乾燥した際は、測定結果にばらつき及び測定が出来ない場合がございます。
- 測定ユニットへ支持棒、電極ホルダをセットします。測定電極は、手前側に測定電極1を後ろ側に測定電極2を取り付けます。その際、電極1、2の電極キャップにある黒丸印と、電極ホルダにある丸印を合わせるようにしっかり差し込んでください。
<2.ブランク校正>
※ここでは、酸性法測定、校正回数5回について説明します。 ブランク校正は3〜5回行い、その結果を平均をとるとブランク値として信頼度が高くなります。- 「1」 がCODとなっている場合は、操作パネルの①のBLANK/MEAS.キーを押しブランクにして下さい。
「2」 がアルカリ性法と表示している場合は、操作パネルの②F1、③1、④O の順に押して酸性法にして下さい。
※ブランク校正とは、測定対象意外のすべての要素の成分を確定し、バックグラウンドレベルとして差し引くためのことです。
- ブランク入力設定
操作パネルの①F1、②2、の順で押し、ブランク入力設定画面を表示させます。
入力の選択=AUTO
繰り返し数=5
有効範囲上限(sec.)=150.0
有効範囲上限(sec.)=50.0
上記の要に設定します。
設定方法
入力の選択に③のような矢印があることを確認し④1、⑤ENTER、の順で押しAUTOにします。
繰り返し数の変更は、繰り返し数の数字の横に③の矢印があることを確認し、⑥5、を押します。
有効範囲上限(sec.)の変更は、③のような矢印があることを確認し、④1、⑥5、⑦O、⑤ENTERの順で押します。
有効範囲下限(sec.)の変更は、③のような矢印があることを確認し、⑥5、⑦O、⑤ENTERの順で押すと、ブランク校正画面へ戻ります。
- 測定電極1、2を純水で充分洗浄し、ティッシュペーパ等で軽くふき取って下さい。
- セルスタンドに測定セルをセットし、測定セルに攪拌子を入れ、蒸留水をメスピペットで5ml、測定試薬Iを駒込ピペットで2ml、測定試薬IIをマイクロピペットで0.5mlの順に測定セルに注入してください。
- 測定ユニットに測定セルをセットし、測定電極が測定セルの中心になるように電極ホルダーを下げて下さい。
※電極ホルダーは電極ホルダーストッパーを使い、上下することが出来ます。
※測定電極が測定セル内の攪拌子に接触しないように電極ホルダーの位置を調整して下さい。
- 操作パネルのSTART/STOPキーを押して測定を開始します。
測定が終了しますと、プリンタ用紙に結果印字されます。
※繰り返し測定を5回に設定していますので、5回測定を終了しますと、自動でブランク値がメモリされます。
<3.CODの測定>
検水のCOD値を予測して、測定COD値が測定レベルの約10%〜60%範囲内になるように希釈比率を決めます。検水のCOD値目安 | 検水のCOD値目安測定レンジ | 検水:蒸留水 | 希釈倍率 |
0〜12mg/L | 20mg/L | 5mL:0mL | 希釈なし |
12〜24mg/L | 40mg/L | 2.5mL:2.5mL | 2倍希釈 |
24〜60mg/L | 100mg/L | 1mL:4mL | 5倍希釈 |
60〜120mg/L | 200mg/L | 注1参照 | 注1参照10倍希釈 |
120〜240mg/L | 400mg/L | 注2参照 | 20倍希釈 |
240〜600mg/L | 1000mg/L | 注3参照 | 50倍希釈 |
- 測定画面を表示させます、①がCODになるように、②BLANK/MEAS.を押します。
次に③RANGEキーを押してCOD値目安から測定レンジを設定します。
※③RANGEキーを押すごとにレンジが切換ります。
- 測定電極の先端を純水で充分に洗浄し、ティッシュペーパー等で軽く拭き取って下さい。
- セルスタンドに測定セルをセットし、測定セルに攪拌子を入れ、COD値目安より算出した検水:蒸留水をメスピペットで5ml、測定試薬Iを駒込ピペットで2ml、測定試薬IIをマイクロピペットで0.5mlの順に測定セルへ注入して下さい。
- 測定ユニットに測定セルをセットし、測定電極が測定セルの中心になるように電極ホルダーを下げて下さい。
※電極ホルダーは電極ホルダーストッパーを使い、上下することが出来ます。
※測定電極が測定セル内の攪拌子に接触しないように電極ホルダーの位置を調整して下さい。
- 操作パネルのSTART/STOPキーを押して測定を開始します。
測定が終了しますと、プリンタ用紙に結果印字されます。以上で測定は終了となります。
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