メモリハイロガー 8421-50 レンタル

◎搭載メモリを、従来機比４倍に大幅アップ！ ◎耐ノイズ性を向上！ 多チャネルロガー新登場

メモリハイロガー 8421-50【日置電機】の特徴

● 数値データのロギング記録・トレンドグラフ表示が可能
● 全入力チャネルは絶縁
電位の異なる測定対象も心配無用
● 大容量メモリカードへリアルタイム保存
大容量フラッシュカードを使用して長期間のデータ記録
● LAN 経由でパソコンにデータ収集
・9334 ロガーコミュニケータによるリアルタイムPC 計測
・FTP サーバー/FTP クライアント機能でデータ取得
・SMTP (E-mail) 機能で異常時のメール送信

○温度/アナログ、全ての入力が絶縁されています
・温度・電圧・パルスのユニバーサル絶縁入力です
測定入力はユニバーサル。チャネルごとに電圧/温度（熱電対入力/Pt入力^※1）、および湿度^※1※2を選択可能。これとは別にパルス入力4chも装備し、（積算/回転数）測定を（電圧/温度/湿度）と同時に測定できます。さらに各入力ch間の、PCインタフェース系と測定系も絶縁されています。熱電対と電圧入力などを同時に測定しても干渉や感電の危険がありません。（対地間最大定格電圧: DC60V）
^※1Pt（ 白金測温抵抗体）の入力・湿度の測定は8420-50/8421-50のみ　
^※2 9681湿度センサ（オプション）が必要です。

・多チャネルを高速サンプリング
全入力チャネルを100ms以内（8422-50にてch17 から ch32使用時は200ms から、湿度測定混在時は5s から ）に高速スキャニングして測定し、メモリに保存します。8420-50では温度/電圧8ch+パルス4ch、8421-50では温度/電圧16ch+パルス4ch、8422-50では温度/電圧32ch+パルス4chを1台で測定可能。トータル32MB（=約1677万データ）の内部メモリに記録可能です。

・大容量メモリカードへ、リアルタイム保存
測定データはPCカードへ自動保存ができます。バイナリ（リアルタイム）とテキスト（測定終了後）を選択できます。512MBまでの大容量フラッシュATAカードが使えますので、長期の連続記録が可能です。通常はバイナリを選択してください。測定に連動してリアルタイムに書き込むための記録方法です。付属のソフトウェアWvを使えばPC上でテキストデータに変換できます。

・カラーLCDに波形と数値を同時表示、測定中にも過去のデータにさかのぼって観測可能
PCカードへのリアルタイム保存中に、トレンドグラフのスクロール表示ができます。過去にさかのぼってデータを確認できます。また、カーソルで値が読み取れます。


○LAN接続から電話回線経由のPPP接続まで対応
LAN 接続またはPPP 接続（RS-232C 端子にモデムを付け、電話回線や携帯電話/PHS と通信）により、以下のPC 計測や各種WEB サーバ機能が使用できます。
・HTTP サーバによる遠隔測定
HTTPサーバ機能とは、パソコンに専用のアプリケーションソフトをインストールすることなく、Internet Explorerなどの一般的なwwwブラウザを使用して、本器の設定やデータ取得、画面監視を行う機能です。

○便利な通信機能を追加！
・E-mail によるメール送信
FTP クライアントによるデータ自動送信
PPP 通信（RS-232C+ モデム）
本器から、開始トリガ、停止トリガ、警報、停電復帰、メモリフル、カードフルなどが発生した時に、SMTP メールサーバを介してネットワーク内または遠隔地のパソコンやE-mail 対応の携帯電話にE-mail が送信できます。送信先は3アドレス登録することができます。
（警報には8993 ディジタルI/O ユニットが必要です。）

・FTP クライアントによるデータ自動送信
本器から、測定中に定期的または測定後にPCカードに自動保存されたバイナリデータファイルを、ネットワーク内または遠隔地のパソコンのFTPサーバに自動送信できます。

・PPP 通信（RS-232C+ モデム）
本器とモデムをRS-232C ケーブルで接続して、モデムを接続した遠隔地のパソコンで測定ができます。
本体と9721RS-232C ケーブル（ストレートケーブル モデム用）を接続します。

メモリハイロガー 8421-50【日置電機】の仕様

【基本仕様】

型式	8421-50
測定対象	温度（熱電対, Pt）, 電圧, 湿度,パルス積算, 回転数変動
入力形式/ チャネル数	フォトMOS リレーによるアナログ8ch/16ch スキャニング絶縁入力（電圧, 温度, 湿度についてch 毎選択可能）, パルス入力4ch, ロジック入力16ch (8993ディジタル I/O ユニット使用)
記録間隔 記録間隔ごとに全入力チャネルを高速スキャン	100ms から 1 時間（湿度測定混在時は5s から 1 時間）
メモリ容量	内部32MB（= 約1677万データ, 1データ=2バイト, 16ビット）外部メモリ528MB まで（フラッシュATA カード）
リアルタイム保存	波形をバイナリ形式でPC カードにリアルタイム保存する,時間ごとに別ファイルへの保存可能, ファイルフル/ エンドレス記録/ 削除保存を選択可能, 保存したデータは位置を指定して一度に32MB 分を本体に読み込み可能（1 チャネル時）（nチャネル時は32MB÷ 2n データ）
ファイル操作	PC カードTYPE II スロット: フラッシュATA（528MBまで）,バイナリデータ（専用形式）, テキストデータ（Excel 形式）, BMPデータ（画像）, 波形パラメータ演算結果, 測定データはABカーソル間の部分セーブ可能（手動でのセーブ時のみ）
PCインタフェース	RS-232C（ミニDIN 丸型9ピンコネクタ）, LAN（10BASE-T, DHCP,DNS 対応）
Ａ / Ｄコンバータ	ΔΣ型A/D を一つ搭載, ディジタルフィルタ内蔵
外部制御端子	トリガ入力, トリガ出力（押しボタン式端子台）
メモリバックアップ機能 （23℃参考値）	時計, 設定条件用: 10年以上,測定データ: 本体電源OFF後10 分以上（電源投入後2 分以上経過後）
環境条件 （結露しないこと）	使用温湿度範囲: 0 から 40℃ , 30 から 80% rh（充電可能温度範囲は10 から 30℃）保存温湿度範囲: -10 から 50℃ , 30 から 80% rh
適合規格	安全性: EN61010, EMC: EN61326, EN61000
電源	(1) 9418-15ACアダプタ使用, AC100 から 240V, 50/60Hz (2) 9447バッテリパック（AC アダプタと併用時はAC アダプタ優先） (3) 12V 系バッテリ（+30%, -20% の電圧変動を考慮, ただし充電可能電圧はDC12V ±5%）
最大定格電力	16VA（バッテリ使用, 最大負荷時）20VA（AC アダプタ使用, 最大負荷時）
連続使用時間 9447バッテリパック1個使用, 電圧測定時	約5時間（ バックライトセーバON5分, 約10時間充電後） 約2.5時間（ バックライト明るい, 約2.5時間充電後）
バッテリパック 充電機能	バッテリパック使用にてAC アダプタを接続することで可能, 急速充電時間: 約2.5 時間（23℃参考値）, 急速充電終了後はトリクル充電（バッテリの自己放電防止）, プリンタ動作中は急速充電中断
外形寸法・質量	約234W × 170H × 52Dmm, 1.4kg（バッテリ含まず） 約310.5W × 170H × 52Dmm, 1.7kg（プリンタユニット装着, バッテリ含まず） 約302.5W × 170H × 52Dmm, 1.7kg（ディジタルI/Oユニット装着, バッテリ含まず）
付属品	9418-15ACアダプタ×1, アプリケーションディスク ( 波形ビューワWv/ 通信コマンド取扱説明CD-R)×1, マイナスドライバ ( 端子台用)×, 詳細取扱説明書×1,「 通信機能・波形ビューワ」取扱説明書×1, クイックスタートマニュアル×1

【機能仕様】

表示	5.7 型STN カラー液晶（240×320ドット）, 波形のみ/ 波形と数値の同時表示/ 数値のみ/ 演算結果と波形表示, 日本語/ 英語切替, 最後の16M データ（1ch記録時）は逆スクロール表示可能
波形拡大・圧縮	時間軸: 1/2/5/10/20/30s, 1/2/5/10/20/30分, 1/2/5/10/12/ 時間, 1 日/ マス 電圧軸: ×100, ×50, ×20, ×10, ×5, ×2, ×1, ×1/2
検索機能	検索機能イベントマーク検索が可能
演算機能	波形パラメータ演算: 同時に最大8 演算まで可能, 平均値,ピーク値, 最大値, 最大値の時刻, 最小値, 最小値の時刻, 実効値, 波形処理演算: ch 間の和, 差を波形で表示
通信機能 （PC からの制御）	9334 ロガーコミュニケータ（データ収集アプリソフト, オプション）によるリアルタイムデータ収集可能 FTP サーバによる内部メモリ※ 1 およびPC カード内のデータ取得可能 ※ 1 内部メモリの取得は非測定時のみ 通信コマンドによる遠隔制御可能（お客様によるプログラミングソフト作成が必要） HTTP サーバによる遠隔操作可能（PC に専用のアプリケーションソフトをインストールすることなく, 一般的なWWWブラウザを使用してハイロガーの設定やデータ取得, 画面監視が可能）
通信機能 （PC への送信）	FTP クライアントによるデータ自動送信可能（測定中に定期的または測定後に、PC カードに自動保存したファイルをネットワーク内または遠隔地のパソコンのFTPサーバーに自動送信） E-mailによるメール送信可能（開始トリガ/ 停止トリガ/ 警報/ 停電復帰/ メモリフル/ カードフルなどが発生したときに、SMTP メールサーバーを介してネットワーク内または遠隔地のパソコン等にE-mailを送信）
通信機能 （PPP）	RS-232C 端子に9721RS-232C ケーブルと市販モデムを接続し公衆回線や携帯電話やPHS経由でパソコンと通信が可能
その他	波形スクロール, カーソル測定, スケーリング, 自動保存（バイナリ/ テキスト選択）, スタート状態保持, 設定条件保存, コメント入力, 検索用イベントマーク書き込み, オートセットアップ, 最後の16M データ（1ch記録時）を内部メモリに保存

【トリガ機能】

トリガソース （各chごとに条件設定可能）	アナログ入力全チャネル, パルス積算入力P1 から P4, ロジック入力LI-1 から LI-16（8993 ディジタルI/O ユニット装着時）, 外部トリガ, タイマトリガ, 各トリガソースの論理積（AND）, 論理和（OR）
外部トリガ	アクティブLow, 応答パルス幅H 期間2.5ms 以上, L 期間　2.5ms 以上（外部トリガフィルタON 時）
トリガタイミング	開始, 停止, 開始& 停止（開始と停止は別々のトリガ条件に設定可能）
トリガ種類 （アナログ, パルス）	レベル: 設定したレベル値の立上がり（立下がり）にてトリガウインドウ: トリガレベル上限値と下限値を設定, エリアを出たときもしくは入ったときにトリガ
トリガレベル分解能	0.5% f.s.（ f.s.=10マス）
トリガ種類 （ロジック）	1, 0, ×によるパターントリガ（8993ディジタルI/O ユニット装着時）
その他	プリトリガ（トリガ以前の記録, リアルタイム保存時も設定可能）, トリガ出力（オープンコレクタ, 5V 電圧出力付き, アクティブLow, パルス幅100ms以上）, トリガモード（単発, 連続）

【熱電対入力（確度は23 ±5 °C、電源投入30 分後にてゼロ位置補正後、確度保証期間1 年）】

入力端子/ 抵抗	ネジ締め式端子台（推奨径φ 0.32mm以上※ 2）, 端子台ブロック脱着可, 端子台カバー装備（各ch 間, 入力と本体間は絶縁）,入力抵抗: 1MΩ（断線検出ON 時は850kΩ） ※ 2 推奨ケーブル単線：0.14 から 1.5mm2, 撚り線0.14 から 1.0mm2, それより細い熱電対を接続する場合は9329端子台ユニットをお使いください
測定レンジ ※3 上下限値は各センサの測定　入力範囲により異なる	100°C f.s. : -100°C から 100°C※3（0.01°C 分解能） 500°C f.s. : -200°C から 500°C※3（0.1°C 分解能） 2000°C f.s. : -200°C から 2000°C※3（0.5°C 分解能）
熱電対 JIS C 1602-1995準拠 （Wを除く）	K: -200 から 1350°C, E: -200 から 1000°C, J: -200 から 1200°C, T: -200 から 400°C, N: -200 から 1300°C, R: 400 から 1700°C, S: 400 から 1700°C, B: 400 から 1800°C, W (WRe5-26): 400 から2 000°C 注）W, R, S は0°C から測定可能ですが確度保証外となります。基準接点補償:内部/ 外部切り替え可能
確度	K, E, J, T, N : ±0.05% f.s. ±1°C R, S, B, W : ±0.05% f.s. ± 2°C（400°C以上にて規定） 基準接点補償確度: ±1°C（内部補償時, 測定確度に加算）
最大入力電圧	DC60V（入力端子間に加えても壊れない上限電圧）
対地間最大定格電圧	DC60V（入力ch.筐体間, 各入力ch間に加えても壊れない上限電圧）

【白金測温抵抗体入力（8420-50/8421-50のみ, 確度は23 ±5 °C、電源投入30分後にてゼロ位置補正後、確度保証期間1年）】

入力端子/検出電流	熱電対用と共用, 検出電流: 1mA, 入力抵抗: 2MΩ
測定レンジ ※4 上下限値は各センサの測定　入力範囲により異なる	100°C f.s. : -100°C から 100°C※4（0.01°C 分解能） 500°C f.s. : -200°C から 500°C※4（0.1°C 分解能） 2000°C f.s. : -200°C から 2000°C※4（0.5°C 分解能）
測温抵抗体	Pt100: -200 から 800°C, JPt100: -200 から 500°C,接続: 3 線式/4 線式（Pt100: JIS C 1604-1997, JPt100: JIS C1604-1989）
確度	Pt100, JPt100: ±0.05% f.s. ±0.5°C
最大入力電圧	DC60V（入力端子間に加えても壊れない上限電圧）
対地間最大定格電圧	DC60V（入力ch.筐体間, 各入力ch間に加えても壊れない上限電圧）

【電圧入力（確度は23 ±5 °C、電源投入30 分後にてゼロ位置補正後、確度保証期間1 年）】

入力端子/ 抵抗	熱電対用と共用, 入力抵抗: 1MΩ
測定レンジ	100mV f.s. : -100mV から +100mV（5μV 分解能） 1V f.s. : -1V から +1V（50μV 分解能） 10V f.s. : -10V から +10V（500μV 分解能） 100V f.s. : -60V から + 60V（5mV 分解能） 1.5V f.s. : 1V から 5V（500μV 分解能）
確度	±0.1% f.s.（1.5V f.s. レンジのみ f.s.=10V）
最大入力電圧	DC60V（入力端子間に加えても壊れない上限電圧）
対地間最大定格電圧	DC60V（入力ch.筐体間, 各入力ch間に加えても壊れない上限電圧）

【湿度測定（8420-50/8421-50のみ, 確度は23 ±5 °C、電源投入30 分後にてゼロ位置補正後、確度保証期間1年）】

入力端子	熱電対用と共用
測定レンジ	100%rh f.s.：5.0 から 95.0%rh（0.1%rh分解能）
確度	9681湿度センサ使用時と9653湿度センサ使用時の確度表を参照

【フィルタ機能（熱電対/ 白金測温抵抗体/ 電圧/ 湿度入力共通）】

ディジタルフィルタ	OFF/50Hz/60Hz（50Hz, 60Hz 設定時は記録間隔に応じたディジタル フィルタが自動設定される）

【パルス入力（確度は23 ±5 °C、確度保証期間1 年）】

入力端子	専用コネクタ （9641接続ケーブルを使用して4chまで入力可能）
入力信号の条件	無電圧a 接点（常開接点）, オープンコレクタまたは電圧入力 各パルス入力ch- 本体間, 各パルス入力ch間絶縁 最大入力電圧: DC15V 検出レベル: HIGH 1.0V 以上, LOW 0 から 0.5V パルス入力周期: フィルタOFF時200μs 以上（H 期間/L 期間とも100μs 以上であること）, フィルタON 時100ms 以上（H 期間/L 期間とも50ms以上であること） スロープ: 立ち上がり, 立ち下がりを各ch設定可能チャタリング防止フィルタON/OFF 可能
パルス積算 レンジ	50,000c f.s.: 0 から 50,000 カウント（1 カウント分解能） 500,000c f.s.: 0 から 500,000 カウント（10 カウント分解能） 5Mc f.s.: 0 から 5M カウント（100 カウント分解能） 100Mc f.s.: 0 から 100M カウント（2,000カウント分解能） 2,500Mc f.s.: 0 から 2,500M カウント（50,000カウント分解能）
回転数変動	5,000/n (r/s) f.s.: 0 から 5,000/n (r/s), 分解能: 1/n (r/s)注） n は1 回転当たりのパルス数で1 から 1,000
対地間最大定格電圧	DC60V（入力ch.筐体間, 各入力ch間に加えても壊れない上限電圧）