ベルト張力計 U507 レンタル
ベルト張力計 U507は、ベルトから発生させた音波(自然周波数)をセンサが捕え解析、非接触で正確にベルト張力を測定することが可できる張力計です。RoHS指令適合です。音波式ベルト張力計 U507【ゲイツユニッタアジア】の概要
・ベルトの寿命とも大きく関わりのあるベルトの張力測定は、これまで測定する人の勘に頼る要素が多く、時として測定結果にはかなりの個人差を伴うことがありました。そこで誰にでも簡単かつ正確に測定できることを目的に開発したのが、音波式ベルト張力計です。ベルトから発生させた音波(自然周波数)をセンサがとらえ、それを高機能コンピュータで処理。ベルト張力を正確にデジタル表示します。・プーリ間に張られたベルトに衝撃を加えると、当初ベルトは高周波成分や衝撃成分を含む不規則な波形で振動し、その後ベルト特有の規則的な波形へ推移します。その振動は短時間で減衰するため、高次数成分の振動の発生などと併せて、これまで基本波形の周期を捕えることはとても困難でした。しかしマイクロコンピュータを駆使した振動周波数を捕える独自のデータ処理の開発によってこれを実現。プログラムに組み込まれた演算式により正確な張力値を表示します。[ 特許 : №1931781 ]
音波式ベルト張力計 U507【ゲイツユニッタアジア】の計測手順
1. ゲイン調整 (暗騒音の自動キャンセル)電源入力後から“MEASURE”ボタンを押すまでの間、周りの騒音環境を定期的に測定し、自動的にマイクの感度を調整する。“MEASURE”ボタンを押下後マイクの感度を固定
2. 振動波形の検出
静止状態のベルトを指などで弾くことで発生した音波を、マイクロホンにより検出
3. ノイズ成分除去
内蔵フィルターにより自動的にノイズ成分を除去
4. 周期の測定
周期測定回路により入力波形の1サイクル毎の周期を測定
5. 信号処理
シミュレーションで確立したデータ処理により,条件毎に異なる振動波形パターンから基本波形を測定
6. 周波数換算処理
連続した安定波形を周波数に換算
7. 張力演算処理
テンキーで測定対象ベルトの単位重量.幅.スパン長さ値をインプットすることにより、ベルト張力を換算
音波式ベルト張力計U507【ゲイツユニッタアジア】の仕様
メーカー | ゲイツユニッタアジア |
特徴 | グラフィック液晶画面.バックライト付.46種類のベルトタイプ及び単位質量プリインストール |
計測範囲 | 10Hz〜5,000Hz |
電源 | アルカリ乾電池(単4形×2本) |
外形寸法 | 幅59×厚26×長160mm |
質量 | 120g |
付属品 | ・音波式マイク(フレキアームタイプ) ・キャリングケース・アルカリ乾電池(単4形×2本) |
計測例 | |
例1:歯付きベルト[BYU歯系×20mm幅、スパン長さ250mmの場合] | |
インプット値:M=5.2(g/mm幅×m長さ当たりの単位質量)、W=20(mm幅)、S=250(mmスパン長さ) | |
張力値(N)と周波数値(Hz)の関係:2.6N/10Hz〜9.360 N/600Hz | |
例2:Vリブドベルト[マイクロV/PKセクション×5リブ、スパン長さ250mmの場合] | |
インプット値:M=21.0(g/1リブ×m長さ当たりの単位質量)、W=5.0(リブ数)、S=250(mmスパン長さ) | |
張力値(N)と周波数値(Hz)の関係:2.63N/10Hz〜9.450kgf/600Hz | |
例3:スチールワイヤ[φ0.6mmスチールワイヤ、スパン長さ50mmの場合] | |
インプット値:M=1.3(g/m長さ当たりの単位質量)、W=1.0(1本の為1を入れる)、S=50(スパン長さ) | |
張力値(N)と周波数値(Hz)の関係:0N/10Hz〜325 N/5.000Hz |
ベルト張力計 U507のカタログ | |
ベルト張力計 U507の取説 |
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