◆ホルムアルデヒドとは [技術資料]
◆ホルムアルデヒドとは
接着剤の原料となる物質で、合板や壁紙の接着剤に使用されます。また、接着原料としてだけでなく、防腐剤や防カビ剤として使われることがあります。
この物質は発ガン性も疑われており、低濃度でも人体の影響を下記(ホルムアルデヒド濃度と人体への影響)に記しています。
そのため室内空気中のホルムアルデヒドの濃度に関しては、多くの国や期間などで、規制法やガイドライン値を設けています。
日本のガイドライン値は0.08ppmです。これはWHO(世界保健機構)が定めた値と同じです。
ホルムアルデヒド濃度と人体への影響
空気中濃度(ppm) |
自覚症状 |
0.2 |
臭気はするがすぐに慣れる。 |
0.5 |
明らかに臭気を感じる。 |
1 から 2 |
不快感(目、鼻への刺激)が起きる。 |
3 以上 |
刺激による苦痛を覚える。 |
5 から 10 |
目、鼻、のどに強い刺激を感じる。 |
10 から 20 |
涙、せきが出る。深呼吸ができない。 |
50 から 100 |
5分 から 10分で深部気道障害を招く。 |
(1ppm = 0.0001%) |