配管用密度計 PIRICA-S1 レンタル

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】の概要

　PIRICA-S1は配管取付用の密度計(PIRICA)の次世代機です。
従来機に比べて軽量・小型化を実現。また、使用に当っては特別な資格や届け出が不要で、どなたでも簡単に設置・計測が可能です。

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】の特徴

　配管用密度計PIRICAは、圧送配管内を流れる試料（汚泥、泥土、セメントミルク、PCグラウト材、ダムの堆砂等）の密度をリアルタイムで測定、かつ連続的にモニタリングする測定器です。
PIRICA-S1は、放射線障害防止法の規制対象外での利用が可能なガンマ線源である¹³³Ba (1 MBq)を使用した、配管用密度計PIRICAの次世代機です。
　従来のPIRICAと比較すると、測定精度はそのままに、機器のサイズ、重量、コスト、取扱の簡便さの面で大幅な改善を達成しています。

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】の主な改良点

1. 本体(検出部)サイズが約1/5、重量が約1/7となり、機材運搬・設置がより簡単に！
2. 放熱仕様の防水アルミ筐体の採用により、温度耐性、防水性が向上。
3. ¹³³Baカンマ線源の採用によりヽ原子力規制委員会の届出が不要。
4. 機器構造を簡素化、優先度の低い機能の廃止により機器コストを低減。

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】の適用例

1. スラリー混合処理による地番改良工法のスラリー品質管理
深層混合処理法でセメントスラリーを圧送する際にセメントスラリーの品質管理として濃度(密度)の測定を行う。

2. 泥土改良装置における改良土の品質管理
飽和した泥土であれば、その密度測定値を泥土の含水比に換算できます。
泥土の安定処理を行う際に、圧送される泥土の含水比を測定することにより適切な改良材添加量の判定ができます。

3. シールドトンネル工事における排出土量のモニタリング
配管内を圧送されて外部に排出される排出土の密度測定を行い、流量計と併用することにより排水土量を算定することができます。

4. PCグラウトの管理

5. 生コンプラントでのスラッジ水濃度管理

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】

ガンマ線検出部		シンチレーション方式採用
ガンマ線源		133Ba(バリウム133)、1MBq、半減期10.51年
適用配管		1〜8インチ鋼管、3インチ以下は両端カムロック接続の計測配管付属(その他の配管は要相談) ※外径が変化するゴム・フレ牛シブル管は適用不可。
測定対象		液体、スラリー(空気の混入無きこと)
測定範囲		密度1.000〜2.500g/cm3 (固形分の比重を入力することで、濃度、W/C、単位水量等に換算可能）
測定精度		標準偏差:0.004g/cm3(W/C換算で0.2%) 測定条件:133Ba、密度2.000g/cm3、測定時間300秒、2インチ管
電源		内蔵Liイオンバッテリー16000mAh (6時間充電で約24時間の計測が可能）または、DC5V(AC100Vアダプタ付属)
出力	出力値	ガンマ線計数率(cps)、圧力(オプション)
	有線	RS422に準拠(ケ−ブル長30m)
	無線	Bluetooth class1 (通信距離約100m)
耐用環境		0〜45℃（結露無きこと）
防止機能		検出部：防水、防塵(IP65)
重量		機器一式：5.5kg(線源込、配管除く)
本体寸法		検出部：85×279×92mm (凸部除く）
機器寸法(一式)		機器一式：126×279×223mm((2インチ配管用の組上げ)

配管用密度計 PIRICA-S1【ソイルアンドロックエンジニアリング】の構成